血も涙も枯れ果てた、そして─ 悲しみに囚われた不幸な男がたどり着く、世にも愚かな不条理劇。アカデミー賞脚本賞にノミネートされた『ロブスター』脚本家、エフティミス・フィリップが贈る最悪のサイコスリラー。

『PITY/ある不幸な男』

ABOUT THE MOVIE

愛する妻が目を覚ました。
その瞬間、男の狂気が覚醒する。

2018年サンダンス国際映画祭ワールドシネマドラマティックコンペティション部門でプレミア上映後、数々の映画祭に出品され話題を呼んだ本作。『籠の中の乙女』『ロブスター』など、ヨルゴス・ランティモス作品を多く手掛け、アカデミー賞脚本賞にノミネートされた脚本家、エフティミス・フィリップとギリシャの新鋭監督、バビス・マクリディスがタッグを組み、人間の本質を暴く不穏なサイコスリラーが誕生。歪んだ男のエゴイズムを美しく、淡々と描く怪作がついに日本公開。

世界が震撼した、
ラスト30分の衝撃─

不幸なときだけ幸せを感じる男の物語。ティーンエイジャーの一人息子と、小綺麗な家に住み、健康で、礼儀正しく、概ね身だしなみは良い、一見何不自由ない弁護士の男性。しかし彼の妻は不慮の事故により昏睡状態に陥っている。彼の日々は妻を想ってベッドの隅で咽び泣き、取り乱すことから始まる。境遇を知り、毎朝ケーキを差し入れる隣人、割引をするクリーニング屋、気持ちに寄り添う秘書など同情心から親切になる周囲の人々。この出来事がもたらした悲しみはいつしか心の支えとなり、次第に依存してゆく。そんなある日、奇跡的に妻が目を覚まし、悲しみに暮れる日々に変化が訪れ……。
楽園を失った男はやがて自分自身を見失い、暴走する。

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